創作ことわざ


[2020/10/26]-29日目

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【26】言うは一時の悔い、言わぬは一生の悔い

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」といいます。

「一生の恥」は「末代の恥」とも言います。「末代の恥」なら「これから死ぬまでの恥」ということで、「一生の恥」より適しているように思えます。「一生」では、生れてから今まで("今"とは、"聞く"べきタイミングの"今"です)も"恥"ということになって、ちょっとおかしいです。ただし、"末代"がちょっと古くさい言葉になってしまったので、ここでは"一生"を採用します。

疑問なのは、聞くことがどうして恥なのか、そこが解せないのです。

「無知を恥と思う」と言われるようですが、この複雑な現代では、「知らない事を聞く」ことを恥と思うことはもはやないでしょう。

ただし、「聞かぬは一生の恥」は妥当だと思います。聞きそびれて、知らないまま、なんとか適当にごまかしていると、きっといつかは困ることになります。

言うは一時の悔い、言わぬは一生の悔い

好きな人に告白する、という場面が一番ぴったりします。

告白して「ごめんなさい」と言われると、言わなければ良かった、と思ったりします。

「他に好きな人がいます」、「今つき合っている人がいます」ならまだしも、「あなたはタイプじゃないんです」などと言われたら、これは目も当てられません。

ですが、告白しなかったらどうでしょうか。

「あのときに言っておけばよかった」と一生悔やむかもしれません。その時を逃がしたら、もう告白するタイミングはないのです。

よく言いますよね。「言って後悔するより、言わないで後悔する方がつらい」と。


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