創作ことわざ


[2020/10/13]-16日目

前に戻る    次に進む    "創作ことわざ"のトップに戻る

【15】他人の問題、自分の問題

それは他人の問題

まだ会社勤めをしていた時のエピソードです。

同僚との飲み会が終わって、私は駅に向かい、帰宅する方向が同じ二、三人と暗い夜道を歩いていました。

クルマ1台と歩行者一人で道幅は余裕がない、という位の道路でした。

後ろから車が来て追い抜いていく時に、私は道路側に少し(わんのわずかです)寄り気味だったようで、後ろの同僚が「危ないよ」と私の腕をつかんで引き寄せました。

私はその時に「危ない状況はクルマの責任であって、俺の責任ではないよ」と言い、隣の男は「ええっ」と驚いていました。

もちろん、クルマにはねられたら、痛い思いをするのは私の方です。

ですが、問題は「クルマが徐行して、歩行者に注意しながら走るべき、ということが守られない」ということにあります。

「どちらが損をするか」という観点よりも、「ど

他人の責任と自分の責任を区別する

一般論として、他人の責任と自分の責任は、はっきり区別して、他人に責任があることに首を突っ込むことは避けるべきです。

当人から助けを求められたときには、どうするか考えます。

ただし、当人は助けを求めることができない、という状況もあります。

その時は、自発的に関わっていくことが必要です。

しかし、責任のある本人が対処できる状況の時には、何もする必要は無いのです。

自分には、もてあますほどの多くの問題を抱えているときが多いのです。

まず、自分に責任のあることに集中して取り組むべきです。


[ページの先頭に戻る]