創作ことわざ


[2020/10/4]

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【6】どんなことでも奥の奥にはおもしろいことが隠れている

どんなことでも、おもしろい発見がある

これは事実です。

研究者が研究にうちこむのは、このような事を分っているからでしょうか。

もっとも、私にはよく分らない話です。

ただし、本当に深く、深く調べないと、そのような発見には至りません。

以前に経験したことについて書いてみます。

枕草子に、牛車はとても速く走る、ということが書いてありました。

牛というものはゆっくり走る、むしろ走らずに歩く、というイメージだったので、不思議だと思ったのです。

結局、「牛車はとても速く走る」ことができるということに納得が行きました。

牛車が速く走るとすると、何が問題か。車軸が高速回転すると言うことです。

これに対して、軸受けを金属製のものにする、油を差す、車輪の外径を大きくして車軸の回転速度を抑える、という事実が分りました。

金属製の軸受けは、小型、中型の牛車については市場(いちば)で調達し、大型の牛車については必要に応じて自作します。これがなぜ分るかというと、牛車の製造費用について詳細な規定があり、小型、中型については価格が○○文ないし○○文、としてあり、大型についてはどのような職人が何日、と決まっているからです

このような事はまだ厳密に確証したわけではありません。私のような立場の人間にそれは無理というものです。ただ、自分としてはある程度正確な"推論"だと思います。

ここに書いた事が見当がつくようになるまでには、様々な解説書、「延喜式」、「日本銀行内の研究所が発行したレポート」、「ある企業の技術広報誌」、美術書など、様々な文献を調べました。

それらの詳細は、当サイトの別の部屋に、9回にわたって書いています。

もし、おもしろい発見がなかったら

おそらく、調査が足りないのでしょう。


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