【16】小田代原
小田代原に行こうと思いながら、時期を少し逸してしまいました。それでも出かけたのですが、どうも今年の紅葉ははずれのようですね。
早朝の低公害バスですが、去年は乗った便が遅くて良い場所が取れなかったので、今年は早めの便にしたのですが、バス停で並ぶ列の後ろの方になってしまいました。バスに乗り込むと、皆さん、前から座っていきます。下りる時に分かったのですが、前の座席の人から降りていくので、それだけ早く撮影地点に行ける。ということは場所取りに有利、ということです。場所取りの競争は、バス停で列を作る時から始まっているのですね。
【小田代原】
1.朝焼け-ちょっとだけ
2.日差し
太陽が出てきました。この時点で、今年はだめだな、と分かりました。単に遅いだけでなく、色づきが悪いようです。
3.一応、例の貴婦人を
4.貴婦人(300mmで)
レンズはAF-NIKKOR 75-300mm F4.5-5.6。300mmでの撮影。このサイズでは判断できませんが、意外に解像度がいいです。ヤフオク!でお安く入手したものです。なんといっても部分年金生活者ですから。
西蓮寺相輪橖の撮影の時に、SONY NEX-C5との組み合わせで使いましたが、その時には、「思った以上に解像力はあるが、パープルフリンジがすごい」、という印象でした。今回はパープルフリンジの問題はなかったので、解像力の良さが印象に残りました。VRはもちろんありませんが、使い物になりますね。
【中禅寺湖スカイライン】
5.半月峠第2駐車場西方向
中禅寺湖スカイラインを上がり、終点の駐車場に到着。ぐるっと一回りします。西側にいい具合に紅葉したところがあります。以前はここから富士山が見えたのですが、今日ははだめですね。
6.半月峠第2駐車場北方向
北方面に緑と赤のコントラストとがきれいなところがありました。尾瀬で良く見ましたね。こんな感じの景色を。
この右手を登って、以前から気になっていた半月山展望台 に行きます。
7.半月山展望台1
半月山展望台への昇り道ですが、ずいぶん"難しく"木が生えています。大きな岩が多いのは火山だからでしょうか。そこに根をおろして幹を高く延ばすのは無理があるのでしょうね。
8.半月山展望台2
どうしてこんなところに種が落ちたのだろうか、と嘆いているような感じがします。
9.半月山展望台
展望台ではこのような眺めです。正面やや右に男体山、その下のふもとは戦場が原です。
やはり、紅葉は色が薄いですね。
【参考】2003年10月17日の写真と比較
2003年の秋に小田代原のみごとに色づいた紅葉を写真に撮っていますので、それと比較してみました。撮影地点はどちらも小田代原のバス停から車道を赤沼方面に5分くらい戻った、見通しの良いところです。
この場所は小田代原の見通しはいいのですが、男体山方面が良く見えないのと、"貴婦人"の枝が広がって美しくないです。人気がないのはそのせいでしょうか。
10.2014年10月18日
11.2003年10月17日
2003年の写真は、大判カメラを使った最初の撮影行のときのもので、二枚目のカットです。カメラの操作に慣れておらず、構図を考える余裕もなくあわてて撮っていて、右端には例の"貴婦人"が中途半端に入りこんでいます。今年の写真は、もっと広い範囲が写っていますが、比較するために上下左右をカットしました。朝日の赤さの違いもありますが、やはり紅葉の出方がだいぶ違います。2003年の時は「錦秋」という言葉が゛ぴったりでした。
【感想】
去年の秋も夜明けの小田代原の写真を撮っていますが、10月27日と紅葉には遅かったので、今年はもう少し早く、と思い、10月18日となりましたが、色づきには恵まれませんでした。このように書いていて気が付いたのですが、一年前からこの記事までは二つしか番号が進んでいませんね。進みが遅いなあ、とあきれました。