創作ことわざ


[2020/10/16]-19日目

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【18】過去は醜い、未来は美しい

過去は醜い、未来は美しい

これは、あの嘘つき村で"嘘つき男"と言われる爺が申しておりました言葉です。

ちょっとおかしいですよね。

「昔は良かった」という人はたくさんいます。

未来が今までより良くなるようには見えません。

海外での国際紛争は鎮まる様子はなく、国内では、情けない政治家や誠実でない官僚であふれています。

ますます悪くなるようにしか見えません。

いまの子供達が生きていく未来の社会を想像すると、気の毒としか言いようが有りません。

過去は美しい、未来は醜い

入れ替えて、「過去は美しい、未来は醜い」としたらどうでしょうか。

「昔は良かった」ということには合います。

年月が過ぎるにつれて、どんどん悪くなる一方だ、ということです。

化石燃料がなくなる、と心配する人がいます。化石燃料が少なくなるとその価格が上がり、消費量は減るでしょう。

また火力発電に変わり、太陽光発電などが増えます。

クルマも電気自動車が増え、あるいは水素自動車、燃料電池車が増えます。

そうなると空気がきれいになります。

地球の温暖化で台風や洪水などの自然災害が増えます。

そうすると、より安全な場所に人びとは移住するでしょう。

温暖化で今まで獲れていた作物が獲れなくなると、いままで寒くて作物が獲れなかった地域で作物が獲れるようになります。


どうやら、未来は悪くなる一方というわけではなさそうです。

むしろ、未来は美しい、というのが正しいのかもしれません。

でも、どう考えても、未来が美しいと言い切るのは難しいです。

「未来は(本来は)美しい」というところでしょうかね。


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