【3】福島県いわき市 白水阿弥陀堂
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福島県いわき市に白水(しらみず)阿弥陀堂というところがあります。願成寺に属します。
福島県の建造物としては唯一の国宝です。
今の時期(2012/12/19)は 8:30 が開門の時間なので、その少し前に到着するように出かけました。
その後、2012/12/24に再訪しましたので、その時の写真も追加しています。
茨城県日立市から常磐自動車道を使うと、かなり短時間で行けそうです。
ある程度の余裕を見て出発したのですが、着いたのは8時でした。
駐車場は、入口のすぐ前に20台分位のスペースがあり、さらに100mくらい手前には、かなり広い駐車場があります。ここにはトイレもあります。
よく見ると、敷地をめぐるように遊歩道があり、自由に歩けます。
この遊歩道から撮影を始めることにしました。
ここは大きな庭園で、比較的大きな池をめぐらしており、そのほとりからちょっと離れて阿弥陀堂があります。
前に見たことのある平泉の毛越寺(もうつうじ)によく似ています。
平泉文化の影響下にあるようで、白水というのは平泉の「泉」の字を上下に分けた言葉だということです。
遊歩道では、近所の方らしき数人とすれ違いました。どうやら朝の散歩のようです。
こんな素敵な散歩コースが近所にあるなんて、うらやましい限りです。
入口手前から
8時というと、日の出から1時間とちょっと、まだまだ水平に近い太陽光で、非常にコントラストが強いです。
遊歩道を右に進みます。
水鳥たち
池の向こうに阿弥陀堂が見えます。
引き返して、今度は遊歩道を左に進みます。
阿弥陀堂と前庭
画面の上下をカットしました。
「雪のころはさらなり」、というところですね。
もっとも、かなりの寒さでしょう。
今日でさえ、寒くて、手袋を忘れた手が凍えて、三脚のエレベーターを止めるねじを回すのに苦労しました。
指が"かじかんで"、力が入らないんです。
阿弥陀堂と前庭-2
少しアップしました。
12月なのにこの青々とした樹は、ちょっと違和感さえ感じます。新緑の頃はいいでしょうね。
阿弥陀堂
いいですねえ。いや、写真ではなく、この建物の形が。
いまから900年くらい昔は、多くの人々がここに集まって、法事をしたんでしょうか。
阿弥陀堂側面
同じところからアップで、西側を狙いました。いかにも時代を感じさせます。
ただし、創建当時のまま、というのはもちろんほんの一部だけでしょう。逆にいえば、手入れがよくなされているのだと思います。
ちなみに、屋根は、昨年葺き替えたと、このお寺(願成寺)の住職の方(想像ですが)がおっしゃっていました。
ひさしを見上げる
実はこのアングルは、下に、「土足厳禁」などの札があるのを避けたものです。
有名写真家なら、ちょっと札を隠していただけませんか、などと言えるのですが....
梁(はり)を支える部分
梁(はり)と読み仮名をつけたのは、私自身が読み方に不安があるからです。
この部分は何というんでしたっけ。
どこかに解説があったような気がしますが。
分ったときには追記します。
前面左手から
例の札が見えてます。
左側から
格子の部分をもう少し入れればよかったです。
裏側
正面に立つ
いいお姿です。
正面右側です。
屋根はきちんと左右対称ですね。
【感想】
ニコンD5100、標準、望遠ズームを手に入れて、前回の茨城県・歴史館に続く、二回目の撮影行でした。
RAWモードで撮影し、カメラ付属ソフトのViewNX 2で現像・色調整する
というやり方は同じです。
こういう建物の撮影ではいつも感じるのですが、いわゆる「あおり」をしてみたくなります。
シフトレンズは高すぎて手が出ないので、なにか他にいい手はないか、と思案中です。
ライズとシフトがあればよく、ティルトはなくて構いません。
レンズとりつけ面を傾けることなく、上下左右に平行移動だけできればいいんですが。
実は、ベローズで、シフトができるものがあるのは分っています。
ただし、ベローズを使うと、通常のレンズでは無限遠にピントが合わないので、
ベローズ専用、あるいは引き伸ばし機用レンズを使う、ということになり、
しかも、望遠レンズに限定されてしまいます。