小品いろいろ
[2017/6/22]
【13】神様の神様の神様の…[その2]
前回から
昔、我が子が小さかった頃、寝かしつけるためにお話をしていたことがありました、
と前回、思い出を記事にしました。
その続きです。
今回の記事は思い出ではなく、新しい、いわば書き下ろしです。
神様の神様の神様の…のストーリーは
タロちゃんはいつも元気いっぱい。
ついはしゃぎすぎて、飛び上がって地面に着いたときに石につまづいて転んでしまいました。
運悪く、近くにあった大きな石に頭をぶつけて大けがをしてしまいました。
これを見ていた神様が言いました。
「おまえはなんてまぬけなんだ。罰として今日は夕ご飯抜きだ」
これを聞いた神様の神様が言いました。
「こら、神様、そのくらいで子供に罰を与えるなんてひどいじゃないか。おまえは神様失格だ。これからは普通の人間だ。」
これを聞いた神様の神様の神様が言いました。
「こら、神様の神様、神様の身分は神様の神様会議で決めることになっているのだぞ。勝手に処分するなんて神様の神様失格だ。おまえはこれからはただの神様だ。」
これを聞いた神様の神様の神様の神様…
人間は
この様子を聞いていたタロちゃんが言いました。
「こんなめんどくさい神様はもうみんないらないよっ。」
ふたたび神様は
これを聞いた神様会議の議長は神様を集めて言いました。
「これはまずい。人間が『神様はいらない』と言ってる。どうしたらいいんだ。」
これを聞いた神様の神様会議の議長は神様の神様を集めて言いました。
「これはまずい。『神様はいらない』という話が出てる。神様がいらないとしたら我々神様の神様もいらないことになってしまう。どうしたらいいんだ。」
これを聞いた神様の神様の神様会議の議長は神様の神様の神様を集めて言いました。
「これはまずい。『神様の神様はいらない』という話が出てる。神様の神様がいらなかったら我々神様の神様の神様もいらないことになってしまう。どうしたらいいんだ。」
これを聞いた神様の神様の神様の神様会議の議長は神様の神様の神様の神様を集めて言いました。
「これはまずい。『神様の神様の神様はいらない』という話が出てる。神様の神様の神様がいらなかったら我々神様の神様の神様の神様もいらないことになってしまう。どうしたらいいんだ。」
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