【14】奥日光の紅葉


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奥日光に行ってきました。
先々週、先週と続けざまに台風や個人的な都合で出かけられず、時期的にはちょっと遅いのですが、10月27日になりました。

紅葉の季節では、奥日光の混雑ぶりは有名です。

対策として、早朝の暗いうちに現地到着、昼前にはいろは坂を下っている、という時間配分にしました。
これは10年ほど前に経験済みで、また、先月(9月)に奥日光に行ったときに宿泊したホテルの方に言われた方法です。


今回のコースはこうです。

(1) 早朝バスで小田代原展望台に行き、日の出前後を撮影
(2) 戦場ヶ原周辺
(3) 中禅寺湖・男体山
(4) いろは坂


残念ながら天気はあまりよくなく、日の出前後では雲が多く、少し時雨(しぐれ)てきました。

1.小田代原

1.小田代原


日の出の15分くらい前です。

実はあの貴婦人を撮影するのはこれが初めてです。
奥のカラマツ林はいいのですが、貴婦人自身は映えず、手前の草紅葉は終わっています。
でもここではこれを撮らないと始まりません。

先着のカメラマンの間の空いているところに陣取っているので、アングルが自由にならず、これが限界でした。
F7.1で露出時間が2秒ですから、この時の明るさ(暗さというべきか)が知れるというものです。

ここでは、貴婦人の左手のカラマツ林がいくらかよいかな、という程度でした。
カラマツは次の戦場ヶ原のカットの方がよいので、ここではこれだけにします。


バスで国道まで戻り、戦場が原に沿って車を走らせると、戦場が原の奥のシラカバが明るくなってきたので、
戦場ヶ原展望台から撮影しました。

2.戦場ヶ原

2.戦場ヶ原


ちょっと絵画調になりました。
A3ノビの大きさにプリントしたものを眺めると、手前の草原の部分の一本一本の草が結構きちんと分れて写っています。
D5100(1600万画素クラス)と18-105mmズームレンズの組み合わせですが、この組み合わせの解像度は予想以上に高い事が
分りました。


中禅寺湖まで下りてくる途中は、取り上げるべきところはありません。

中禅寺湖に沿って立木観音の近くの駐車場から男体山を見上げます。

3.男体山

3.男体山


山頂付近はガスがうっすらとかかっていますが、中腹から下は晴れてきました。
男体山は左右のスロープが優雅で気に行っています。
このあたりだと、何とか紅葉の見ごろの時期と言えそうですね。


いろは坂をおります。
途中で、ニ、三個所いいアングルのところがあったのですが、クルマをとめるところがなく、
通り過ぎはやむをえません。
バイクならとめることか出来ますね。


かなり下ったところに屏風岩の眺めがいいところがあり、駐車スペースも数台分あります。

4.屏風岩

4.屏風岩


いろいろな色の紅葉が見られます。

5.屏風岩-2

5.屏風岩-2


登りの第二いろは坂には、眺めの良い三個所に駐車場が整備されている(明智平も含めて)のですが、
第一いろは坂ではかなり下ったところに唯一の狭い駐車スペースがあるだけです。
道路が険しいので仕方がないのでしょうが。


【感想】

(1) 10年くらい前に小田代原に撮影に来た時には、日の出前後の時間が快晴で、「錦秋」という言葉を
生まれて初めて実感しました。
それ以来、秋の奥日光は天気が安定していると思い込んでいたのですが、標高1400m位の高地ですから
好天は少ないのですね。

(2) "おだしろがはら"の漢字表記ですが、いろいろある事がわかりました。

小田代ガ原・・・・たとえば、日光観光協会オフィシャルサイト
小田代ヶ原・・・・たとえば、Wikipedia、MAPPLE 観光ガイド
小田代ケ原・・・・たとえば、日光は地元になる下野新聞、観光・温泉ガイド - Yahoo!トラベル
小田代原・・・・たとえば、国土地理院の地図(「2万5千分1地図情報閲覧サービス」で確認)

私は、すべての地図のペースとなる国土地理院の地図に合わせて「小田代原」にしました。
その場合、"せんじょうがはら"は「戦場ヶ原」になるのですね。

(3) 小田代原で写真を撮る場合、典型的には低公害バスで小田代原に行きます。
今回は、日の出の時刻が 6時ちょうど位なので、5時のバスに乗るということにしていました。
バスの発着所についたとき、1本前のバスが出ようとしていて、急げば間に合ったのですが、
まだ時間には早すぎるだろうと思い、予定通りに5時のバスに乗りました。
撮影ポイントにつくとカメラマンがいっぱい。
空いている所がぽつぽつとあるのですが、行ってみると手前に木があって写真が取りにくい場所です。
しかたなく、木の枝の下から撮影できるポイントに陣取ることになりました。
カメラマンの数を考えると、1本前のバスか、歩いてここに来ているようです。
私の場合、日の出前45分前に目的地に着けば撮影に十分と思ったのですが、
場所取りということが必要なようです。
バスの発着所に戻った時、そこの駐車場は結構広いのですが、「満車」の看板が出ていて、
クルマが数台待ち行列を作っていました。紅葉期の日光は確かにすごいですね。

(4) 私が使っている機材はD5100と18-105mmズームなのですが、いままで思っていたよりも解像度が
高いと感じました。A3ノビまではおおむね大丈夫そう。ただし、厳しい条件ではきついのも確か。
たとえば、コントラストの高いものはよく分解しますが、低いものは"もやもや"っという感じです。
現在、オークションで50mmマクロレンズを落札して配送待ちなので、着いたら解像度を評価してみます。



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