My 簡単レシピ 米の研ぎ方・炊き方


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簡単な米の研ぎ方・炊き方


米の研ぎ方と炊き方の簡単で確実な方法です。我が家ではこのところ、この方法で安定しておいしいご飯ができています。

研ぎ方についての能書き

まず能書きです。

研ぎ方のポイントは、汚れた水の中で研がないことです。米を研いていると、米粒の表面に付いたぬかなどが分離して水に流れ出します。そのまま研ぐと、この汚れ成分が米粒に吸着してしまいます。汚れ成分を捨てなければいけないのに、逆に着いてしまうのです。大きな容器に大量の水を入れて研げばよいのかもしれませんが現実的ではありません。

研いで水が汚れたらすぐにその水をできるだけ残り少なく捨てたいのです。金属のざるを使ってやってみたことがありますが、水がすぐに流れてしまうこと、ざるの目に米粒が詰まってしまうこと、などの問題がありました。そこで次の様なものを使います。

米研ぎボウル

丸いボウルで、底面に小さな穴があります。また側面の一部に水切りの格子状のところがあります。使ってみると、金属のざるの場合の様にすぐに水が゛流れ出すこともなく、適度に水が流れ出します。

近所のドラックストアで偶然見つけたもので、一目で、これはいいかも、と思いました。100円位だったような気がします。

具体的な研ぎ方

米の量をきちんと計ってこのボウルに入れます。計量カップに水をためて一気にボウルに流し込み、手で研ぎます。10秒もしないうちに水は流れ出します。その時は汚れ成分がまだ米粒に付着しています。計量カップに水をためてまたボウルに流し込みます。そして手を出さずに水がなくなるのを待ちます。すすぎです。1回目に水を注いて研いだ時、汚れ分は水にとけて流れ出していますが、米粒に付着した汚れ成分が残っているので、それを2回目に注入した水で洗い流すわけです。

このように、水を2回注入する手順を3回位繰り返せばOKです。すすぎの時にボウルを持ち上げて流れ出す水を観察すると、最初は白かったものが、2回目、3回目とすすむうちに次第に透明に近づいていくことが分るでしょう。

ここで、ボウルの中の米をジャーの内釜に入れ、規定量の水を注入します。このとき、汚れ成分が浮かんできて目立つ時には、いったん水を多めに入れて内釜を傾け、浮かんできた汚れ成分を水と一緒に捨てます。

これで研ぐという作業は終わりです。

炊き方

最近の炊飯ジャーは優秀なので、炊く作業はジャーにお任せで大丈夫でしょう。注意点はたった一つ、水の量です。

ご飯のかたさの好みは個人によって違いますので、どれだけとは言えません。大事なことは、どのくらいの精度で水の量を調整するかです。

我が家の場合、5合炊くときは、内釜の目盛りの4合と5合の中間が適度な堅さになります。つまり、水の量は4.5合相当とするのです。この量はいろいろ試して最適な量を見つけるしか手はありません。水の量の精度ですが、私にとっては、水を4.6合相当にするとやや柔らかめ、4.4合相当にすると、やや堅めになります。4.7合相当あるいは4.3合相当では明らかに失敗になります。つまり0.1合相当の精度で測らなければいけません。

キッチンの水平な場所に内釜を置いて水の量を調整します。というのは、内釜をジャーに入れると水面が少し変化することがあるからです。我が家では内釜の目盛の位置で0.1合相当ほど水面が上がります。

水の量は米との割合決まりますから、上に書いた水の量の調整の話は米の量を正確に測ることが前提です。我が家では米櫃に1合、2合、3合の三つのレバーがあり、これで計量しています。精度は米びつの中に十分なコメがあるときはこの方法で計って問題ありませんが、コメの残量が少なくなってくると誤差が目立ちます。米が少ないです。それで、計量カップで計って確認しています。

その他:ジャーについて

我が家では5合炊きの炊飯ジャーを使っています。いままでの経験では、5合炊いた時が一番おいしく、量が少ないほど味が落ちます。それで、ほとんどは5合を炊くことにしていて、余分だったご飯は熱いうちに容器に入れて冷凍保存します。冷凍したご飯は電子レンジで3~4分で温かくなり、味も落ちていません。