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● 音楽

Casually Classic Los Indios Tabajaras (RCA LSP-3505)

一般に音楽という言葉でくくった場合、一体何を選んだらいいのか見当がつきませんが、レコードなりCDなりで、手にいれるまでにもっとも苦労したものを取り上げました。

ギターのデュオです。ラテンやポップスなど膨大な録音がありますが、私が聞きたいのはクラシック曲で、これがすごい。
30年以上前の、まだ10代のときに実家で聞いていたのを急に懐かしくなり、探しました。

それで、諦めかけていた頃に、当時使っていたmp3プレーヤーのソフトをいじっていると、知らない間に ebayという米国のオークション・サイトに入っていました。

オークションについては、Yahoo!オークションをちょっとやったことがあるだけであり、英語のサイトということで、びくびくしながら見ていきました。

いやあ、ありましたねえ。

Tabajarasがポピュラーな曲を弾いているLPが数多くある中、クラシックの曲を弾いているお目当てのものと思われるものが1枚出品されていました。

"Casually Classic Los Indios Tabajaras"

tabajarasのレコードジャケット

昔、実家で聞いていたのは、2枚組のLPで、1枚目がポピュラー・ミュージック、2枚目がクラシック曲でした。しかし、このような構成の物はなし。聞きたいのは、クラシック曲を弾いているレコードなので問題ありません。

海外のオークション・サイトがどんなものなのか、という不安もありましたが、価格としてはたいした金額ではないので、問題があっても構わない、と考え、まず会員登録し、$5.00の価格がついていたので、とりあえず、$10.00で入札しました。

数日してみてみると、なんと他人が落札していました。値段が少しずつせりあがって、$25.00くらいでの落札でした。

このときはかなりがっかりしました。結構人気があるのだ、と思いを改めました。

しばらくして、同じレコードがまた出品されました。その時にまだ$5.00程度だったので、今度ことは、と、$25.00で入札しましたが、今回は$15.00で落札できました。

商品がちゃんと届くのか、不安でしたが、3週間くらいたって届きました。

これはうれしかったですねえ。

年が押し詰まった12月29日です。

さっそく聞こうと思いましたが、考えてみると、我が家のステレオは、LPレコードをきかなくなって数年がたち、納戸に置きっぱなしでした。アンプの電源を入れると、パイロットランプはつきます。レコード・プレーヤーもターンテーブルは回転します。

さっそくLPをセットして聞こうとしましたが、音が出ません。Phono1からPhono2につなぎ換えてもだめ。

試しに、LINE入力に切り替えると、かすかに音が聞こえます。しかし、ボリュームを最大にしても音が小さすぎます。

この時点で考え付いたことは、LINEに接続できるレコード・プレーヤーを買ってくること。

LINE入力できる、つまり、フォノアンプ内蔵のプレーヤーがあることは噂に聞いていました。

翌日、12月30日の年末の忙しい時にもかかわらず、近くの家電量販店に行くと、1万円ちょっとの物がありました。

さっそく買って帰り、すぐにアンプにつないで、いよいよ、レコードに針を落とす。

納戸の冷たい板の間の上に、いつの間にか正座していました。

レコード特有のパチパチという雑音に続いて、長い間探して回った、あの音が聞こえてきました。

おおおっ、という感じですね。

A面は、ショパンの嬰ハ短調のワルツ、チャイコフスキーの花のワルツ、アルハンブラ宮殿の思い出、

B面は、早引きで有名な熊んばちの飛行(Flight of the bumblebee)、ショパンの小さなワルツ、バッハの平均律第1巻No.3のフーガ、ファリャの火の鳥の踊り、ショパンの幻想即興曲。

ebayに感謝です。


[追記]

今だったら、YouTubeにいくつかの演奏の動画がアップされていますので、そちらを探したほうがいいかもしれません。

当時はYouTube なんてありませんでしたから。下にいくつかを載せておきます。

[追記2]

Los Indios Tabajaras について、とても詳しい記事を載せたサイトを見つけましたのでご紹介します。

Mashi☆Toshiさん、情報ありがとうございました。

[追記3 2014/3/14]

Los Indios Tabajaras のLPレコードを最近になって入手しました。

自宅のLPレコードをヤフオクで処分しようと考えて、LPレコードはどんな扱いだろうかと見たときに偶然に発見しました。「豪華版 タバハラス・クラシック・ギター大全集」。盤の状態もよさそうで、しかも1曲目はなんとか聞けないだろうかと永い間思っていたチゴイネルワイゼン。これはラッキーとばかりに、まず最低価格で入札し、相当な金額までは張り合うつもりでした。結局、他に入札者がないまま落札となりました。

収録曲のほとんどはすでに持っているものでしたが、チゴイネルワイゼン1曲だけでも、と思っていましたが、他の曲も演奏が安定していて、力が入った演奏ばかり。しかもレコードのノイズが極めて少ないもので、大満足でした。

チゴイネルワイゼンですが、さすがにすごいとは思いましたが、もう少し密度の濃い演奏ができたのでは、と感じる余地がありました。すさまじいのがありました。バッハ:前奏曲とフーガ・第6番。表現の完成度が高く、タバハラスのバッハではベストではないでしょうか。タバハラスの全盛期の演奏ではないかと感じます。録音もとてもクリアーで、このアルバムでベストの一つ。彼らにはもうすこしバッハの平均律を残してほしかった、と思いますが、少しだけでも残してくれたのを幸いとしましょう。


Youtube映像

[リムスキー・コルサコフ:熊ん蜂の飛行]

音のレベルが低く、鮮明ではないですが、貴重な動画です。メロディーを弾いているのが兄、伴奏が弟だったと思います。

兄の早引きのすごさもさりながら、弟の左手の指の動きは大したものだと思います。スタッカートとレガートがきちんと引き分けられて、乱れが少ない点がこの二人のすごいところです。

1分10秒程度の曲ですが、私は、何度聞いても、曲が終わった瞬間、「ふうっ」とため息が出ます。

以前に日本に演奏旅行に来た時、どちらかがけがをした、ということで、演奏会は一人でやったとのこと。私の弟がナマで見ています。

この動画を見ていると、一人でもできるなあ、と思いますね。

けがですが、タクシーの自動ドアで指を挟まれた、と会場で説明があったそうです。よく聞く話です。


もう一つのこちらは初めのほうで少し話をしている部分があり、曲の初めにかぶっています。話の内容はわかりません。

高音の弦のネック(フレットがあるところ)がサウンドホールをまたぐように伸びていて、弾いて見せた最後の音はフレットのないところで音を出しているように見えます。


[嬰ハ短調のワルツ]

これには動画がなく、レコードのジャケットの表面が静止画で表示されます。

私が上に書いた経緯で落札したものと同じジャケットです。ただし、雑音は私のレコードよりずっと少ないのはうらやましいです。


追記:上記の[嬰ハ短調のワルツ]のリンク先が「子犬のワルツ」になっていたことに気付きましたので、リンクを張りなおしました。(2012/5/11)


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