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●落語の枕

落語の枕は、いつも同じものをやる人と、その時その時の話題に合わせて変える人の二つのタイプがあるようだ。

いつも同じ、というパターンでトップ2はこれ。(二つまではすぐ決まるが三つ目が決まらない、ということがなぜか多い。こういうときは三つ選ぶものだ、ということはわかっているんだが)

(1)春風亭柳昇

大きなことを言うようですが、春風亭柳昇といえばわが国では、(しばし沈黙)私ひとりでありまして。

春風亭柳昇さんにかぎらず、誰だって、「世界中に私は一人」なのだ、ということに気がついたのは、いつだったか。

一人の人間はこの世の中で、一人しかいないのだから、他人と比べるのは意味がないし、他人の目を気にするなんて意味がない。

自分の思うままに、自分の意思を貫くべきなのだ。

他人に迷惑をかけない範囲であれば、好きなことを好きなようにするのが正しいのだ。


(2)すみません、落語家さんの名前を思い出せません

落語は体に大変いいものです。寄席に来て大きな声で笑って帰ってください。その晩はぐっすり寝られます。次の日の朝が来ても気が付きません。三日目に家族が気が付いたら体が冷たくなってます。

テンポよく一気に話す。何度聴いても、中身はわかっているのに笑ってしまう。

落語は覚えていませんが、この枕は忘れられません。



●うまいことをいうなあ/やるなあ、と感心したこと

テレビが自宅にきたのが10歳ごろのことだから、もう50年以上も見ていることになる。その中でも、「おおっ、やるなあ」と思ったものを三つ。いや、まだふたつです。三つ目は近日公開です。

(1)体操家の竹腰美代子さんが寄席番組・笑点にゲストで出て、会場の人に話しかけた場面

「体の柔らかさをチェックしましょう。みなさん、右手を肩から背中に、左手を脇の下から背中にまわして、背中で握手してみてください。できましたか。握手できた方、体はやわらかいので安心です。指がさわらなかった方、体が硬くなっています。注意してください。今、手を動かさなかった方、頭が固くなっています。お気を付けください。」

うまいなあ、これ。

最近スーパーの駐車場などで、車いすマークが書かれたスペースに体が丈夫な人がクルマをとめているのを見かけることがある。つい、心の中でつぶやく。

「あのひとは元気なように見えても、きっとどこか悪いところがあるんだ。えっ、体は至って丈夫?.....アタマかなあ」。

実際に試したことはありません。


(2)紙切りの林家正蔵さんの口座(これも笑点だったかもしれない)で、会場の客から題をもらって紙切りをしたとき

「えー、お題をどなたか出していただける方。はい、あなた。えっ、"ルート3"ですか。」

会場から笑いがでる。

林家正蔵さんは鋏を動かし始める。

やがてでき上がって会場の人に見せる。人が両手を出している横からの姿。「ルート3なので"ひとなみにおごれよ"」。

これってできすぎですね。題を出した人はいまでいう"やらせ"かと思いますが、これだけうまいと何も言えません。



●感動したテレビ番組

50年以上もテレビをみてきたが、本当に感動した番組は少ない

(1)スヴェトラーノフ指揮モスクワ放送交響楽団 チャイコフスキー 交響曲第六番 悲愴

この曲の最後は、音がだんだん小さくなって消え入るように終わる。

だから、普通は曲が終わると聴衆のだれかが「ブラヴォー」と叫び、それと同時に拍手がわきあがるのだが、この曲はどこで「ブラヴォー」と言ったらいいのかの判断が難しい。

この時もそうで、曲が終わった時、指揮者が上体を傾けていつまでも動かない。

聴衆は待ち切れずにパラ、パラと拍手がでて、やがて「ブラヴォー」の声とともに、大きな拍手になる。

しかし、指揮者はそれでも体を傾けたまま動かない。

拍手は次第に小さくなり、会場はまたシーンとした状態に。

しばらくしてやっと指揮者がゆっくりと上体を起こす。「ブラヴォー」の声とともに拍手がわきあがった。

この様子を文字にするのは難しい。

第一、30~40年位前のことではないだろうか。したがって記憶だってあやしい。

スヴェトラーノフの演奏が「超絶」という言葉で語られているので、ネットでもその演奏に関する記事が見つかる。

それによると1978年10月21日の公演がベストの名演のようだ。

とすると、TV放送は33年位前か。

NHKはよい録音テープを持っているはずで、最近はDVD化もすすんでいるから、発売されるのでは、と期待していたが、どうもテープをNHKは紛失した、という記事が目につく。

もしそうだったら、受診料の不払い運動に加わろうか、と思っていた。

そしているうちに、2009年にとうとうDVDが発売された。

なんと、FM放送のリスナーが自宅で録音したテープをNHKにもちこみ、DVD化したらしい。

NHKがテープをなくした、という噂は本当だったのか。

私は迷わずに購入して早速視聴した。

素晴らしい演奏だが、私の記憶とは違う。

私の記憶にある演奏の方がスゴイと思えてならない。それと、上に書いた曲の終わり方が違う。

やはり、記憶では1970~1972年位、私の年齢で20歳前後、のような気がする。

スヴェトラーノフの公演記録を見ると1972年の来日時も「悲愴」を演奏している。時期としてはこちらの方に近い。

しかし世の中では、1978年の演奏はそれをはるかに上回っている、という声が多い。

ちょっとまだはっきりしないが、とにかく、私にとってベストなのはこの"記憶にある演奏"で、それはDVD化された1978年の演奏の上を行くとまだ信じている。

記憶は、長い間に、薄れていくか、拡大・美化されて形を変えるかのどちらかである、というのは・・・・私が言った言葉だが(まあ、誰でもそう思っていることでしょう)、これも美化された残骸だろうか。


(2)Los Indios Tabajarasの「くまんばちの飛行」

Los Indios Tabajaras が来日して、あの「くまんばちの飛行」をテレビカメラのまえで放送したこと

私がLos Indios Tabajaras に思い入れの強いことは、MyFavotites 音楽にも書いてあるので多くは書かない。

とにかく、あのタバハラスが、あの「くまんばちの飛行」を弾き、それをテレビで見ることができたのだ。

曲が終わった時、テレビの前の私の兄弟はそろってテレビの前で拍手したのである。

もう40年位まえのことだろう。



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